仏像の種類
仏像の大きな種類は、悟りに近い順の位階で分けられます。ここでは登録済みの位階だけを使い、姿や名前から推測して分類を増やしません。
この一覧の見方
仏像の種類を知る最初の手がかりは位階です。如来、菩薩、明王、天部、羅漢と高僧では、服装、装身具、表情、持ち物、台座に異なる原則があります。この一覧は位階ごとに全記事を並べ、姿から個別ページへ進む入口です。
ただし、位階だけで像名まで断定することはできません。如来どうしは持ち物が少なく似て見え、観音は多くの姿へ変化し、天部はインドや中国での前身を持ちます。印相、持ち物、顔や腕の数、脇侍との組み合わせを個別記事で確認してください。
`/rank/` は位階そのものの意味を理解する索引、このページは見分け方から種類を探す総覧として役割を分けています。
掲載基準と更新方法
編集一覧は、個別記事に登録した位階、尊格、寺・所蔵先、確認済み住所、文化財指定を条件に抽出します。寺名や像名から地域・国宝指定を推測せず、公式の指定名称と対象範囲を確認します。同じ寺に同名像が複数ある場合も、一具・群像・付属像を勝手に一体へまとめません。
拝観できる寺の一覧は常時公開を保証するものではありません。秘仏、期間限定公開、寄託、修理などは個別記事で分け、訪問前は寺院・博物館等の最新案内を確認するよう明示します。収録作例が増えると一覧件数も自動で更新されます。抽出後はカードのリンク先を実際に取得し、表示と件数が一致することまで確認します。
天部 79体
三宝荒神
台所の火を守る神。三つの顔と六本の腕を持つ。乾闥婆
香りだけを食べて生きる、天の楽人。二十八部衆
千手観音に従う二十八体の守り手。三十三間堂に並ぶ。伊舎那天
十二天の一員として東北を守る尊格。大自在天と同じものとみる説がある。伎芸天
芸事をつかさどる天女。日本に像は一躯しかない。倶生神
人が生まれた時から両肩に乗り、善悪の行いを書き留める二体。兜率天
弥勒菩薩がいまも説法しているとされる天。仏がこの世に出る前に住む場所。兜跋毘沙門天
地の女神に足を支えられて立つ、独特の毘沙門天。八大夜叉大将
夜叉の群れを率いる八体の大将。曼荼羅の外側の列に置かれる。八大竜王
水をつかさどる八体の竜。雨乞いの祈りを受ける。八部衆
仏法を守る八種の異形の者たち。阿修羅もその一員。八部鬼衆
四天王に従う八種の鬼神。名の似た八部衆とは別のもの。刀八毘沙門天
八本の刀を構える毘沙門天。名は兜跋の音が転じたものとされる。十二天
四方・四隅・上下・日月を分担して守る、十二体の天部。十二神将
薬師如来の十二の誓いを守る、十二体一組の武神。十六善神
『大般若経』を守るとされる十六体の善神。彫刻ではなく絵として伝わる。十六羅漢
この世にとどまって法を守り続ける、十六人の弟子。十王
死後の裁きを順に受け持つ、十人の王。十羅刹女
法華経を守ると誓った、十人の女性の鬼神。双身毘沙門天
二体の毘沙門天が背中合わせに合わさった、ひとつの像。吉祥天
毘沙門天の妃とされる、豊かさと美しさをつかさどる天女。哪吒
毘沙門天の子として仏教の守護者に現れ、のちに道教・民間信仰へ展開した少年神。善女竜王
雨を降らせるとされる竜王。空海の雨乞いに現れたと伝えられる。四天王
須弥山の中腹から東西南北を守る、四体一組の武神。地天
十二天の一員として下方を守る尊格。大地そのものをつかさどる。執金剛神
金剛杵を執って釈迦を守る、金剛力士のもとの姿。増長天
四天王の南方。鉾を構えて成長を守る。夜叉
人を食らう鬼神から、仏法を守る側に回った者たち。大自在天
インドで最高神とされた神。仏教では踏まれる側に回る。大黒天
もとは戦いと破壊の神。日本で台所と福の神に変わった。天女
天に住むとされる女性の姿の総称。舞い、楽を奏でて仏の座を飾る。天白神
中部地方を中心に伝わり、星・水・境界など複数の性格が重なる民間信仰の尊格。天魔
釈迦の悟りをさまたげようとした者。欲界のいちばん上に住むとされる。婆藪仙
骨の浮いた老いた仙人の姿で、千手観音の脇に立つ。宮比羅
十二神将の筆頭。薬師如来を守る十二体の先頭に立つ。布袋
実在した中国の僧。大きな袋を担ぐ、七福神の一人。帝釈天
須弥山の頂に住み、仏法を守る天の主。白象に乗る。広目天
四天王の西方。筆と巻物を持ち、悪を記録する。弁才天
もとはインドの川の女神。琵琶を抱く姿でよく知られる。恵比寿天
釣りざおと鯛を目印とし、漁業と商いの繁栄を担う七福神の一尊。持国天
四天王の東方。刀を構えて国土を守る。摩利支天
陽炎を神格化した天部。姿が見えないため武士に好まれた。摩多羅神
堂の後ろの扉に祀られる、由来のわからない神。摩睺羅伽
大蛇を神格化した八部衆。腹で這うものと訳される。日天
十二天の一員として太陽をつかさどる尊格。日輪を捧げ、馬に乗る。明星天
明けの明星をそのまま尊格としたもの。虚空蔵菩薩の行と結びつく。月天
十二天の一員として月をつかさどる尊格。月輪を捧げ、日天と対になる。東岳大帝
中国で泰山をつかさどるとされた帝。死者の行き先を握るとされた。梵天
世界を創ったとされるインドの神。釈迦に説法を勧めた。歓喜天
象の頭を持ち、二体が抱き合う姿で表される天部。多くが秘仏。毘沙門天
北を守る武神。四天王のときは多聞天と呼ばれる。毘沙門天二十八使者
毘沙門天の命を受けて働く二十八の使い。二十八部衆とは別のもの。水天
十二天の一員として西を守る尊格。亀に乗り、水をつかさどる。泥足毘沙門天
堂を出て戦場へ加勢し、足を泥だらけにして戻ったと伝えられる毘沙門天。泰山府君
中国の泰山をつかさどり、人の寿命を書きとめるとされる尊格。深沙大将
砂漠で玄奘を助けたとされる、髑髏を首に掛けた神。火天
十二天の一員として東南を守る尊格。護摩の火を受け取る相手とされる。焔摩天
十二天の一員として南を守る尊格。閻魔王とは名の出どころが同じでも姿が違う。牛頭天王
疫病を防ぐ神。頭に牛の頭を戴く。祇園祭の主。福天
福をもたらす天部をまとめて呼ぶ言い方。一体に定まった姿を持たない。竜
水をつかさどり、仏の教えを守るとされる蛇形の尊格。八部衆の一員。緊那羅
歌をつかさどる天の楽人。額に一本の角を持つ。羅刹天
人を食う鬼から、南西を守る十二天のひとりへ。荒神
火とかまどを守るとされる荒々しい尊格。台所に札を掛ける習わしが続く。荼枳尼天
白い狐に乗り、稲束を担ぐ天部。稲荷と重ねて祀られた。迦楼羅
竜を食らう金色の大鳥。八部衆の一員。那羅延天
並ぶもののない力を持つ天部。仁王の一方にその名が残る。金剛力士
寺の門で睨みをきかせる二体一対の守り神。仁王ともいう。閻魔
死者の生前の行いを裁く、地獄の王。阿修羅
三つの顔と六本の腕を持つ、戦いをやめた鬼神。難陀竜王
八大竜王の筆頭。弟の跋難陀と兄弟で、二躯そろって伝わる。韋駄天
足の速さで知られる天部。寺の食と伽藍を守る。頗梨采女
牛頭天王の后として祇園信仰の系譜に現れる、龍王の娘とされる女性尊。風天
十二天の一員として西北を守る尊格。風をはらんだ袋を抱える。飛天
雲に乗って空を舞い、花を散らし楽を奏でる天の者。天蓋や光背に付いて残る。鬼子母神
他人の子を食べた鬼女が、子を守る神に転じた。鳩摩羅天
孔雀に乗る童子の姿の天部。韋駄天と同じ源をもつとされる。鳩槃荼
増長天に従う鬼神。人の精気を吸うとされ、馬の頭で描かれることがある。黒闇天
吉祥天の妹とされ、衰えと不幸をもたらすとされる尊格。如来 35体
一字金輪仏頂
一字の真言に仏頂の力を集め、金輪王の徳を表す密教の尊。七仏薬師
七体の薬師如来を一組とし、病や災いからの救済を七つの誓願体系で表す群像。不空成就如来
むなしく終わらせないという名を持つ、金剛界の北方の仏。世自在王仏
阿弥陀如来が修行者だったころの師にあたる仏。五智如来
大日如来を中心に、五つの智慧を五体の仏に分けた組み合わせ。仏眼仏母
諸仏を生む智慧の眼を女性尊として表した、密教の仏母。仏頂尊
仏の頭頂にある智慧と力を、それぞれ独立した尊格として表した一群。佐貫石仏
栃木の川沿いの岩壁に彫られた大日如来の坐像。観音の名で呼ばれてきた。多宝如来
法華経の説法を証明するため、塔とともに地から現れた過去の仏。大岩磨崖仏
福岡の巨岩に彫られた磨崖仏。岩の下の洞をあわせて曼荼羅に見立てる。大日如来
密教でいちばん上に置かれる、宇宙そのものを表す仏。大迫磨崖仏
大分の岩壁に彫られた大日如来の坐像。牛の守り仏としても拝まれた。大通智勝如来
十六人の王子を持ち、その末子が釈迦になったと『法華経』が説く過去の仏。天王如来
法華経で提婆達多が未来に成ると予告された如来。悪人の成仏を示す。天鼓雷音如来
胎蔵界曼荼羅の北をあずかり、雷のような響きの名を持つ如来。宝幢如来
胎蔵界曼荼羅の東をあずかり、旗を名に持つ如来。宝生如来
宝を生み出す名を持つ、金剛界の南方をあずかる仏。尊勝仏頂
生死の苦しみを清め、長寿と善い生まれを願う陀羅尼に結びつく仏頂尊。持金剛仏
金剛杵と鈴を胸前で交差させ、密教の教え全体を体現する本初仏。於竹大日如来
江戸で奉公した女性が、大日如来の現れとして拝まれるようになったもの。毘盧遮那仏
光をあまねく照らす仏。奈良の大仏がこの仏にあたる。涅槃仏
釈迦がこの世を去るときの姿を横たわる形で表した像。寝釈迦ともいう。熾盛光仏頂
燃え立つ光で星宿の災いを鎮めるとされる、密教の仏頂尊。燃燈仏
前世の釈迦に、いつか必ず仏になると告げたとされる過去の仏。白傘蓋仏頂
白い傘で覆うように災いから守る、仏頂の智慧を表す密教尊。胎蔵界五仏
胎蔵界曼荼羅の中心で、蓮の花びらの上に並ぶ五体の如来。薬師三尊
薬師如来を中心に、日光菩薩と月光菩薩が左右に立つ三体一組の形。薬師如来
東方の浄土にいて、病と苦しみを取り除くと誓った仏。蛸薬師
蛸の名で呼ばれる薬師如来。目の病に効くという言い伝えで親しまれた。過去七仏
釈迦より前にこの世に現れたとされる六人の仏に、釈迦を加えた七体。釈迦如来
実在した人物を仏の姿にうつした、仏像のはじまりにあたる仏。開敷華王如来
胎蔵界曼荼羅の南をあずかり、花が開くさまを名に持つ如来。阿弥陀三尊
阿弥陀如来を中心に、観音菩薩と勢至菩薩が左右に付き従う三体一組の形。阿弥陀如来
西方の極楽浄土にいて、念仏を称える者を迎えに来る仏。阿閦如来
怒らないと誓って東方に浄土をひらいた、揺るがない仏。明王 21体
三十六童子
不動明王に付き従う三十六人の童子。矜迦羅と制吒迦を筆頭に数える。不動明王
大日如来の命を受け、怒りの姿で人を力ずくで導く明王。五大明王
不動明王を中心に、四方を四体の明王が固める五体一組。五色不動
江戸の不動尊を五つの色の名で呼び分けたもの。目黒・目白などの地名の由来。倶利伽羅
剣に黒い竜が巻きつき、剣先を呑もうとする姿。不動明王の化身。八大童子
不動明王に従う八体の少年。運慶の代表作として名高い。制多迦童子
不動明王の右にひかえる、赤い体の反抗的な少年。十忿怒尊
十方を守り、障りを打ち破る忿怒の尊格を十尊一組にした密教の群像。大元帥明王
国を守る修法の本尊。宮中でだけ修されてきた明王。大威徳明王
水牛にまたがる、顔も腕も足も六つの明王。孔雀明王
明王でただひとつ、怒らない顔をする。孔雀に乗る。愛染明王
全身が朱い明王。欲そのものを悟りへ変えると説かれる。普明王
人を食らう王を教えに導いたとされる、前世の釈迦にあたる王。烏枢沙摩明王
不浄を火で焼き払う明王。便所に祀られることで知られる。矜羯羅童子
不動明王の左にひかえる、素直で従順な少年。軍荼利明王
全身に蛇を巻きつけた、五大明王の南方。金剛夜叉明王
顔に五つの目を持つ、五大明王の北方。闇黒童子
閻魔王のそばに侍り、裁きの場で働くとされる童子。降三世明王
インドの最高神を踏みつける、五大明王の東方。青面金剛
庚申の夜を守る青い体の尊格。足もとに三匹の猿。黄不動
全身を黄金色に描いた不動明王。彫像ではなく絵として伝わる。権現・習合尊 13体
医王権現
薬師如来が姿を変えて現れたとされる権現。病を癒す願いを受ける。愛宕権現
火伏せの神。その本体は鎧を着た地蔵だと説かれた。春日権現
奈良の春日の地に、仏が姿を変えて現れたとされるもの。鹿を伴う。智明権現
山にこもる行と結びついて伝えられた権現。由来は一つに定まらない。東照大権現
徳川家康を没後に神格化し、束帯姿の神像や神影として表した権現。清瀧権現
真言の教えと寺を守るとされた権現。竜が女性の姿で現れたものとされる。瑜伽大権現
瑜伽の行と結びつき、山に現れたとされる権現。厄除けで知られる。石動権現
北陸の石動山に現れたとされる権現。山にこもる行の場を守った。秋葉権現
火事を防ぐとされた権現。白い狐の背に立つ姿で表される。立山権現
立山の山岳信仰で、山の神と阿弥陀如来・不動明王を重ねて礼拝した習合尊。蔵王権現
インドの経典に出てこない、日本の山で生まれた仏。金毘羅権現
海の道を守るとされた権現。名はもと、川にすむ鰐を指す梵語から来ている。飯縄権現
烏天狗の顔で白狐に乗る、日本の山で生まれた尊格。羅漢と高僧 17体
五百羅漢
五百人の羅漢を並べた像の群れ。顔がひとつずつ違う。十大弟子
釈迦のそばにいた十人の弟子。それぞれが得意なわざで名を残した。富楼那
説法第一と呼ばれた弟子。教えを語って人を導いた。役行者
山にこもる行の道をひらいたとされる人物。二匹の鬼を従える姿で彫られる。摩耶夫人
釈迦を生んだ母。右の脇から子が生まれる場面で表される。摩訶迦葉
頭陀第一と呼ばれた弟子。禅の教えを最初に受け継いだとされる。目連
神通第一と呼ばれた弟子。お盆の由来になった話の主人公。維摩居士
出家しないまま深い境地に達したとされる、病の床に座る長者。羅睺羅
釈迦の実の子で、密行第一と呼ばれた弟子。舎利弗
智慧第一と呼ばれた弟子。般若心経の相手役でもある。賓頭盧
堂の外に置かれ、なでると体の悪いところが治るとされる羅漢。達磨
壁に向かって九年座ったと伝えられる、禅の教えを伝えた僧。金喬覚
中国の九華山で行を積み、地蔵菩薩の生まれ変わりとされた僧。阿那律
天眼第一と呼ばれた弟子。目を失って別の見る力を得たとされる。阿難
多聞第一と呼ばれた弟子。経典の言葉を記憶して伝えた。須菩提
解空第一と呼ばれた弟子。何ものにもとらわれない見方を得たとされる。龍樹
大乗の教えを理屈で組み立てた僧。八宗の祖と呼ばれる。菩薩 52体
ヴァスダーラー
宝と穀物の流れを与え、豊穣と学びを支えるネパール仏教の女性尊。ヴァスンダラー
大地を支え、実りと生命を育てる働きを女性の姿に表した尊格。三十三応現身
相手に応じて三十三の姿に変わるという、観音のはたらき。上岡観音
馬の守り仏として親しまれてきた、地名を冠する観音。不空羂索観音
投げ縄を手にし、誰ひとり取り逃がさないと説かれる観音。五大菩薩
東寺の講堂に並ぶ五体の菩薩。うち四躯が国宝に指定されている。八大菩薩
八体一組で如来を囲む菩薩たち。顔ぶれは経典で違う。八幡大菩薩
八幡の信仰が仏教と結びつき、僧の姿でも表された守護の菩薩。六地蔵塔
六道それぞれを受け持つ六体の地蔵を、一基の石塔に刻んだもの。准胝観音
仏を生む母と呼ばれる観音。三つの目と十八本の腕を持つ。勝軍地蔵
甲冑を着け馬にまたがる地蔵。武士に戦の守りとして拝まれた。勢至菩薩
阿弥陀三尊で観音菩薩と対になり、智慧の光で人を導く菩薩。十一面観音
頭上に十一の顔を戴き、あらゆる方角を見わたす観音。千手観音
千の手と千の眼で、あらゆる者を漏らさず救う観音。善財童子
五十三人の師を訪ね歩いた、求道の少年。四菩薩
上行・無辺行・浄行・安立行。地から涌き出た菩薩たちの上首四人。地涌の菩薩
大地が裂けて涌き出たと説かれる、法華経の無数の菩薩たち。地蔵菩薩
僧の姿で六つの世界をめぐり、地獄まで降りて救う菩薩。境木地蔵
土地の境を示す木のかたわらに立てられた地蔵。多羅菩薩
観音の涙から生まれたとされる、女性の姿の菩薩。大権修利菩薩
禅宗の寺を守るとされる尊格。額に手をかざして遠くを見る姿。大随求菩薩
求めるままに願いをかなえるという名を持つ、八本腕の菩薩。如意輪観音
如意宝珠と法輪を持ち、福徳と智慧によって六道の人々を救うと説かれる変化観音。妙見菩薩
北極星と北斗七星を仏として拝んだ、星の菩薩。岩殿観音
岩屋や崖に堂を構えた観音。同じ呼び名が各地にある。常不軽菩薩
会う人すべてに手を合わせ続けたと説かれる、法華経の菩薩。廻り地蔵
厨子に納めて家々を順に廻る地蔵。堂に据え置かれない。弥八地蔵
人の名を冠して呼ばれてきた地蔵。由来の話は土地ごとに異なる。弥勒菩薩
五十六億七千万年後に現れて人を救うと約束された、次の仏。弥勒菩薩半跏思惟像
片足を組み、指を頬に添えて思いにふける弥勒の像。日本の半跏思惟像の代表。救世観音
世を救うというはたらきを名に立てた観音。秘仏として伝わる例が知られる。文殊菩薩
知恵を司る菩薩。獅子に乗り、剣と経巻を持つ。日光菩薩
薬師如来の左にひかえ、日の光で昼を照らす菩薩。日限地蔵
日数を区切って願をかける地蔵。祈り方のほうに名が付いている。普賢延命菩薩
寿命を延ばす働きに絞った、密教の普賢菩薩。普賢菩薩
白い象に乗る菩薩。行いを積み重ねることを受け持つ。月光菩薩
薬師如来の右にひかえ、月の光で夜を照らす菩薩。楊柳観音
柳の枝を手にし、病を払うとされる観音。法身普賢
姿かたちを超えた真理そのものを、普賢の名で呼んだもの。渡海文殊
獅子に乗り、供の者を連れて海を渡る文殊菩薩の群像。白衣観音
白い衣を頭からかぶる観音。水墨画の題材として広まった。立木観音
根の付いた立ち木に、そのまま彫り出したと伝えられる観音。聖観音
顔が一つ、腕が二本。観音のもとの姿にあたる。肉身菩薩
朽ちずに残った僧の体を、そのまま像として堂に安置したもの。腰巻地蔵
布を巻いて願をかけられてきた地蔵。腰から下の願いを受けるとされる。薬上菩薩
薬王菩薩の弟。兄とともに良薬を施したと説かれる。薬王菩薩
薬を施し、自らの身を燃やして供養したと説かれる菩薩。虚空蔵菩薩
果てしない空のような蔵に、智慧と福徳を蓄える菩薩。観音菩薩
救いを求める声を聞きつけ、相手に応じて姿を変える菩薩。金剛薩埵
大日如来から密教の教えを直に受け取った、最初の弟子。馬頭観音
観音のなかで唯一、怒りの顔をする。頭に馬の頭を戴く。魚籃観音
魚を入れた籠を提げる観音。中国の説話から生まれた姿。よくある質問
仏像は何種類ありますか。
数え方で変わります。この図鑑では位階を大きな入口にし、個々の仏を独立記事で収録します。
位階だけで仏像の名前を見分けられますか。
位階は入口です。印相、持ち物、装身具、顔や腕の数、脇侍も合わせて確認します。
同じ名前の仏像は同じ姿ですか。
同じとは限りません。経典、宗派、時代、作例による違いを個別記事で説明します。